GWの五色ヶ原

ゴールデンウィークの五色ヶ原に行く

ゴールデンウィーク(5月初旬)の五色ヶ原は夏山とは別世界です

五色ヶ原はその名の通り夏は高山植物の花々が咲き乱れるお花畑ですが,ゴールデンウィークの頃(5月初旬)の五色ヶ原は,まだ深い雪に覆われています。ここでは,このゴールデンウィークの五色ヶ原に行ってみたいと思います。なお,この記録は2025年4月30日-5月1日に五色ヶ原山荘の様子を見に行ったものです。現在,五色ヶ原山荘はゴールデンウィーク中の営業はしていません。

室堂⇒一ノ越(祓堂の辺りから浄土山の方へ登る)⇒浄土山(富山大学立山施設)⇒鬼岳東面⇒獅子岳⇒ザラ峠⇒五色ヶ原

まず,室堂から一ノ越までほぼ夏道に沿った踏み跡に従って上がります
夏道のように一ノ越経由でも良いのですが,春山ですので,今回は一ノ越手前の祓堂(はらいどう)の辺りから浄土山方面に登ります。これで少しショートカットできます。
浄土山(富山大学立山施設)からは,これから向かう五色ヶ原が初めて望めます(遠くに薬師岳,黒部五郎岳,笠ヶ岳,水晶岳,穂高岳,槍ヶ岳)。ここまでは,他の登山者に出会えますが,この先に行く人は殆どいません。
鬼岳東面から獅子岳を望む。獅子岳の北面は,夏道は九十九折になっている所がかなり急な雪壁になっています。道中最も急な雪面かもしれません。ここは,注意して右側のハイマツ沿いを登ります。
鬼岳東面を立山方面に振り返るとかなりの雪の斜面です。ここは,夏に鬼岳の雪渓と言われているところです。
獅子岳山頂より立山方面を振り返ると壮大な景色が見えます(左手前から鬼岳,将棋の駒の形の竜王岳,ピラミッドピークの立山雄山)
獅子岳を少し降りたザラ峠への下り口付近からは五色ヶ原の全容が望めます。
五色ヶ原に上がると広大な雪原が広がっています。ここでガスにかかると危険ですので必ずGPSを持っていく必要があります(五色ヶ原山荘の屋根が少し見えます)
五色ヶ原山荘の周りには,5mほどの雪がまだ残っています